ポリ袋でオリジナルエコバッグを作ることができる?

ポリ袋は、スーパーマーケットのレジ袋に代表されます。この素材は正直なところ、あまりエコバッグには向かないと思う人も多いでしょう。たしかにポリ袋は破れやすく、何度も使うようなイメージがありません。ところが、ポリ袋を耐久性に優れたエコバッグとして活用する方法もあります。

そこで、ポリ袋がレジ袋として広まった原因や特徴に加えて、自分に合ったポリ袋エコバッグの選び方をご紹介します。

ポリ袋ってビニール袋と違うの?

スーパーなどで買い物をしたときに、「食材をビニール袋に入れておいて」などと口にしたことはないでしょうか。ポリ袋はよくビニール袋と混同されがちです。ところが、ビニール袋はつるつるしていて、カシャカシャと音がするポリ袋とは別物です。

農家で使われているビニールハウスを思い浮かべると、ビニールのイメージがつかめることでしょう。では、なぜビニール袋と呼ばれることもあるのでしょうか。その理由は、もともと袋はビニール袋が主流だったからです。

それが、ビニール袋は塩化ビニールでできていて、燃えるとダイオキシンを発生させると言われるようになりました。ダイオキシンは体に有害な物質だというのはよく知られていることですね。実際は燃やし方などの問題で根拠は薄いという声もありますが、こうして健康に悪いという風評が広まり、次第にビニール袋は使われなくなっていきました。

けれどビニール袋がなくなると、食材を買って持ち帰るのに困ります。そこでビニール袋に代わって登場したのが、ポリ袋です。

ポリ袋の特徴は?

ポリ袋の原材料は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂です。スーパーで購入後の袋詰め用に扱っている袋は、ポリエチレンでできています。ポリ袋というとほとんどがこのポリエチレン製で、ポリプロピレンもたまに使われています。

ポリエチレンのポリ袋を開発したのは、広島県の袋メーカーです。1960年代に梨狩りを楽しんでいた女性たちが、梨を竹かごに入れるとストッキングが伝線するとクレームをつけたため、竹かごの代わりになるレジ袋が誕生したのです。

それから1970年ごろになると、使い勝手の良さからスーパーやコンビニなどにも広がっていきました。当時のポリエチレンのレジ袋の特長は、柔軟な形状、20年たっても劣化しないほどの耐久性、コストの安さでした。

ところが現在は、経済的な影響で値段が上がり、品質が低下して薄くなるなどこのメリットが失われてきています。さらに、100枚のレジ袋を断ることで、500ミリリットルのペットボトル3本近くの原油を節約できると言われ、エコの観点からもレジ袋を使わない流れになっています。

ポリ袋はオリジナルエコバッグに向いているの?

ただ、世の中の流れやその原因をわかったとしても、軽くてかさばらないポリ袋は使いやすいもの。

そのため、スーパーのレジで袋を買ってでも使いたいという人もいまだに多いです。やり方によっては、ポリ袋もエコバッグとして使い回しができます。では、ポリ袋をオリジナルエコバッグに活用するには、どのような方法があるのでしょうか。

まず、ポリ袋の問題は薄くて破れやすくなってしまっていることです。これは、簡単に破れなければ再利用ができるということ。そのため、破れやすさをカバーする必要があります。これには、ホームセンターや通信販売などで、分厚いポリ袋を購入する方法が挙げられます。

スーパーでもらう袋が破けやすいのは、0.01ミリなどの厚みが採用されているからです。ポリ袋の中には、0.1ミリの厚手タイプや0.2ミリの極厚タイプもあるので、このようなものを購入すれば、持ちが断然違います。

初期費用はかかりますが、レジ袋を毎回購入することを考えると、何度も使うことでお得にすることができます。さらに強く長持ちするので、家に帰る途中に袋が破れて食品が落ちてしまうなどの心配もいりません。また袋の種類を選べば、クラフト感覚で自分で好きに形を加工したり、飾りつけをしてオシャレにしたりすることも可能になります。

→オリジナルのエコバッグを作成する方法とは

ポリエチレンとポリプロピレン、どちらを使うといいの?

袋を買うとなると悩むのが、ポリエチレンとポリプロピレンどちらを選んだらいいのかです。ポリエチレンの特長は、薄手も厚手もありフィルムの厚みが幅広いことと、ポリプロピレンよりも安価なこと。密度が低いものは透明感があって滑らかなので、容器や調理器具などの袋として使われています。

また、密度が高いものは半透明で硬めになっていて、薄めでもある程度強度があるため、スーパーなどでポリ袋として使われています。これに対して、ポリプロピレンの特長は、印刷した場合にインクの発色がいいことです。

素材は、つるつるとして透明感が高く、光沢があり、引き延ばしや衝撃に強いものもあります。主に雑貨を買ったときのプレゼント用の袋や、食パンを入れる袋に使われたりしています。素材は、自分の好みやこだわりに合わせて選ぶといいでしょう。

オーダーメイドのポリ袋を扱うネット販売業者には、写真印刷に対応していたり、好きなカラーに仕上げたりできるところもあります。また、持ち手の強度をアップしたり二層にしたりなどのカスタマイズも可能に。オリジナル感を出しつつプロ並みの仕上がりを求める場合は、インターネットでの購入を選んでもいいかもしれません。

エコバッグではどんな形にできる?

ポリ袋では、どのような形のエコバッグとして使うのがいいのでしょうか。ポリ袋のエコバッグの種類は主に、以下の4つの形に分けられます。スーパーで入れたい量や商品を考えて、自分が使いやすい形を選びましょう。1つめは、レジ袋型です。

スーパーマーケットのレジで扱っている形で、両側に持ち手がつくように切り取られています。このタイプの魅力は、スーパーで馴染むこと。シンプルにすればスーパーで購入した袋と同じように目立たず、デザイン的にすればオシャレなレジ袋として見せることができます。

2つめは、手穴抜き型です。よく雑貨や服などを購入すると、このタイプのポリ袋をもらうことがあります。長方形の上部が細長い楕円形で抜き取られていて、持ち手が穴になっているタイプです。わりと厚手で強いのが特長です。

3つめは、ショルダー型です。肩紐がついていて、ナップサックや片紐ショルダーに分けられます。肩にかけられるので、両手が空いてほかの袋も持てることがポイントです。4つめは、トート型です。布や紙製のマイバッグでも多い形で、底やマチをつけると容量を大きくすることができます。

大手の小売店や大型家具量販店で、レジャーシートのトート型バッグが数百円ほどで販売されています。

ポリ袋のエコバッグ

ポリ袋のエコバッグは、軽くてバッグの中にしまいやすいです。

そのため、スーパーに出かけるにもかさばらず、手軽に使えるのが魅力です。また、色や形、印刷などをすれば、オリジナル感を出すことも。袋に穴を開けてナップザック型にしたり、表面にイラストを貼ったりするなど、工作してカスタマイズするのにも最適です。

オリジナルのエコバッグを考えている人は、ポリ袋のエコバッグも検討してみましょう。